ネタバレしてます。未読の方は見ないほうがいいかもしれません。
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いやぁ…もう…だだ泣きしましたよ。
mixiでの感想や自分が雑誌で拾い読みしていた部分を自分なりに再構成して考えている時にはここまで泣くとおもっていませんでした。
ある意味複線もちゃんと張られていたし、逆転勝利もなさそうだし、ただ…決着のつけようには興味がありました。それは作家さんの力量が一番問われる部分だから。
だけど…読み始めたらもう…そんなこと綺麗さっぱり忘れてました。
それぞれのキャラの感情が丁寧に描かれていて小さなコマにも愛があって、読み進めていくうちに泣けて泣けて…。
はぐちゃんの決意は妙に感じるものがあります。自分もこんなところでちっぽけなことしか出来ないけど、生活に阻まれながらも描いていくしかない…っていう感触がわかる。傍からみたら馬鹿みたいなことだろうと思うんですが自分自身の気持ちの中では決意があるんですよ。
それから…竹本の成長ぶりは…本当に眩しい。
青春様のお通りだ~~!!酒でも持って来んか~~!って叫んであげたい。
旅立つ朝にすれ違っていくはぐちゃんをちゃんと見送れるいい男になったんだよ!
だからサンドイッチでノックアウトされちゃう竹本はちゃんと答えを出せるんだよ。
それから…野宮のきっちり自分の意見を言える大人の男っぷりはカッコイイの一言。あゆちゃん幸せ者だな~!!早く気付いてあげて!!
結局野宮が一番カッコイイキャラだったと思います。大人で自分の思ったところにはちゃんと前向きに頑張れて、転んだ時には自分で起き上がって相手にも手を貸せるような…。「ちゃんとした大人の男」って気がします。
ハチクロは私の中で本当に大切な物語のひとつになったっておもう。心の奥の宝箱に仕舞っておきます。
それと…後半の短編…
ドラえもん道具であの短編が描ける作者って何者??どんだけ才能あるの???って思いました。ああいう才能が所謂「オタク」と呼ばれる人たちの中から排出するんだ…とおもうと日本のオタク文化は本当に進化したと思う。極端に端の方だけど、この端くれに座っていられることを本当に嬉しく思います。
ハチクロ10巻と平行して読んだ「げんしけん8巻」が妙に対照的だったので次回その辺りを書きたいです。
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